矢野ミチル (絵描き)
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「2006年(偶然みた)好きな映画10本」
ちなみに映画館で観たのは2本だけ。他は全部TVやDVDで(一応みた順に配列)「群盗荒野を裂く EL CHUCHO QUIEN SABE?」
一応マカロニウェスタン革命前夜のお話。これがよく深夜のTVで垂れ流しにされてるらしいんだから勿体無いというか得したというか。 例えるならダシが出尽くした鍋の汁にぶっこんだうどん、みたいなダメ押し感あり。
「修羅雪姫」
任侠もの着物の赤や血シブきの赤が鮮明で(あの色あいは昭和だからこそ実現したんじゃなかろうか) 梶芽衣子の山猫ばりの目つきが印象的。 どうりで所々現実離れしてると思ったら劇画漫画が原作らしい。 (後にキル・ビルへと受け継がれるのだ)
「オーロラの彼方へ」
タイムパラドックスものオーロラが出現した時だけ無線機が過去のそれと交信できる、なんてありがちで野暮な話かと思いきや・・・ある男の介入によりかなり複雑な展開へ・・・。 雪だるま式に膨れ上がっていく伏線に脱帽!
「運命じゃない人」
スパイラルムービー現代版羅生門ですね。なんて言ったら怒られるか・・・・ みる度に発見があるので一週間で五回鑑賞。 この知らない顔の役者たちと知り合ってみたくなったよ。
「東海道四ッ谷怪談」
怪談時代劇意外にも美しい映像。ススキの画面いっぱいの黄土色とか。粒子は荒いんだけれど。 微かながらの迷いを常に引きずって罪を重ねる伊右衛門は欲望まみれだけど実は純情?
「二人のベロニカ」
あの操り人形シーンは劇中劇フェチの僕にとって時間を止められたかのような凄みを帯びていた! 監督の名前はいまだに覚えられない。「モーターサイクルダイアリーズ」
ロードムービーチェ・ゲバラが葉巻をくわえた革命家という以外に酷い喘息持ちでかつては優秀な医学生だったなんていったいどれだけの人が知っていたのだろう?
「死ぬまでにしたい10のこと」
人間ドラマ舞台はアメリカなんだけど寒〜いイギリスを想像してしまう。タイトル負けしてない繊細な様で力強い映画。
「悪魔とダニエル・ジョンストン」
ドキュメンタリーこれを見て自分をもっと肯定できると感じたのは僕だけじゃないはずなのでは?ダニエルの歌を知らなくてもこの映画の醍醐味は伝わる。
「イノセンス」
アニメーションハイテクを突き抜けたアナログ感に無国籍な音楽の中、俳句や比喩を使いまくりの登場人物たち。前作よりさらに荘厳な哲学臭がプンプン。 そしてかつての主人公の姿が見え無いところにノスタルジーがほくそ笑む。

