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mama ! milk 
"Fragrance of Notes "

2008/8/17 (sun) release

tracklisting for CD

1. kujaku
2. antique gold
3. hourglass
4. the moon
5. intermezzo,op.32
6. avant fermentation
7. anise
8. rosa mundi
9. smoky dawn
10. rosa moschata
11. two ripples
12. mano seca
13. sometime sweet
14. waltz, waltz

CD: wb 21
¥2,800(税込) ¥2,667(税抜)

LP: wb21LP
¥3,360(税込) ¥3,200(税抜)
l アナログ盤の個性を活かすため、CDとLPの曲順は異なります
l アナログ盤は初回受注分のみの製造・限定盤

● mama!milk http://www.mamamilk.net http://www.myspace.com/mamamilkkyoto

よりしなやかに、より繊細に
この馨しさ、優美さ

柔らかい音空間の限りないグラデーション
余韻がふわーっと空気の中に融け込み、ゆっくりと消えていく

すべてを断ち切り、しばし音楽に溺れる
そんな時間を約束してくれる、馨しき音楽

音色の香り、気配の香気、香りの記憶・覚書
「刺激を運ぶもの」をなんと言う?


オリジナル・アルバムとしては前作「Gala de Caras ガラ・ドゥ・カラス」以来 5年ぶり、4枚目となるアルバム
アコーディオン、コントラバス、トロンボーン/フルート、テルミン、ピアノ、ドラムが映し出す 幻燈のような美しさ

mama! milk の音楽はアコーディオンとコントラバスの対話、
近づきがたいほどの緊張感と親密さをもってオーディエンスと向き合うパフォーマンスからはじまる

ひとつの想いをひとり静かに辿るかのような余韻に富む楽想、 こまやかな音符のひだが彼らならではの雰囲気をたちあげ、静かに広がっていく香りのように空気を満たす。 アコーディオンを弾く生駒祐子が書く甘美な曲の数々はいよいよ 逢魔が時や世界の様々な境界を行き来するひとの機微をも映し出すものとなった。 なにより彼女のアコーディオンの息づかいはすごく歌うようになった。 (それはテクニックと呼ばれる指先の遊びとは程遠い)

デュオで演奏すること、そしてそのスペースにこれほど自覚的に、 弓や指輪までも駆使し、コントラバスひとつでできることを探究する、 清水恒輔はmama! milk の姿勢を静かに示す ともに演奏する者の響きに応えながら、一音一音大切に弾く。

このアルバムには彼らの音楽を理解する4人の音楽家が迎えられている

つかずはなれずの距離感で抜けば玉散る音で彩をそえる、トウヤマタケオのピアノ

酩酊前の淡い夜の闇へと誘うような、井登友一のトロンボーン ( "two ripples" のフルート!)

ミラノよりテルミンをもって参加した、Gak Satoの演奏は 彼らのサウンドにゆらぎ・暖かみ・ふくよかさを加えている

リトル・クリチャーズ/ダブル・フェイマスで活躍する栗原務のこれほどストイックで 男気溢れる演奏はそうそう聴けません

mama! milk の二人が確信犯的に招いた4人は全員、互いに心の丈を高め合うことができる同志であろう
数年に渡る奥ゆかしい逢瀬の跡、えにしがあってここで演奏しているという印象が深まる

アートワークの装いには素材選びからプロダクツの製造行程に徹底的にこだわる DRAFT/D-BROSの植原亮輔を迎えます

山崎円城、ジーナ&クリス、豊嶋義之、Gak Sato とのコラボレーション・アルバム Ego-Wrappin、Tsuki No Wa、
二階堂和美、中納良恵のアルバムへの客演 スカ・フレイムスが主催するイヴェンド「Down Beat Ruler」メイン・ステージでの演奏。 2007年にはフランスの奇才・ラムンチョ・マタ( ramuntcho matta) が京都を訪れ、彼らとレコーディング (二枚のアルバム「matta」,「atta」としてまとめられるが、ラムンチョの意向か、一般流通はされていない) そして、生駒祐子は初のソロアルバム「esquisse」をリリースし、金沢・大阪・名古屋・東京で 生駒・二階堂和美・トウヤマタケオ・清水恒輔からなる「esquisse quartet」として公演

オリジナル・アルバムのリリースこそなかったが、この数年、彼らのライヴを見ていた方々は このアルバムに結実する過程を見届けていたことになる。 が、ここに記録された音は格段の飛躍を遂げたものといってよいと思う

フランス近代音楽、ニーノ・ロータ、カルロス・ダレッシオ、ガブリエル・ヤーレをはじめとする数々の映画音楽、 Saravah レーベル、Tom Waitsのアイランド三部作、IL Gran Teatro Amaro、 Calexico、Rachel's、Dirty Three、Tindersticks ・・・ といったアーティストたちの作品を愛する好楽家の方々、どうかお聴き逃しのないよう!

前作の一曲目は「august」
いくつかの夏が花火の残り香とともに去り、
再び巡ってくる秋の日最初の一日に4枚目のアルバムはリリースになる

mama!milk ニューアルバム・レコーディング

今回のレコーディングには1曲を除いて8チャンネルアナログのレコーダーを使用しています。またスタジオのメインブースに全ての楽器をセッティングし、同時に演奏した物を最低限マイクで録音しています。そして、ほと んどダビング作業も行っていません。使用したマイクの中には40年以上前のヴィンテージのリボンマイクも数本使われていますが、これはいわゆるローファイサウンドを求めた訳ではありません。ここ数年リボンタイプの物が見直されて各社から新しいモデルが出ていますし、ナチュラルに収録出来るため普段から多用しています。しかし古い機材を使用するにはメンテナンスの為のコストや、各機器のマッチングなど、ある程度知識や技術も必要に なります。
今回使用したアナログレコーダーはOTARIという国産のメーカーの80年代の物ですが、メーカーのサポートが終了しているため消耗部品さえも国内で入手出来ません。数年ぶりに、使用するためにスタジオに持ち込んだ時にはメンテナンスの必要があったので、アメリカの友達に手配してもらい互換部品を輸入し交換しました。また、テープも数年前にアメリカの大手メーカーが製造をやめたため国内では現在入手出来なくなっていました。唯一 製造しているオランダのメーカーの物を輸入している代理店より入手出来ましたが、注文して届くまでに数週間か かるなど、実際使用するには問題だらけで簡単な事ではありませんでした。
普通に考えれば、ここまで手間やコストをかける必要があるのかと思う所ですが、今回のアルバムの録音の音についてmama!milkのメンバーと話をしていた時に、祐子さんが『昔、大好きでずっとカセットテープで聞いていたクラッシックの曲があって、そのアルバムがCDで再発された物を聞いたら全然音が良く無くてがっかりした』とか、参考音源など聞かせてもらったものの多くがアナログテープで録音されたものだった事、そして彼女が『好きな音のCDにはよく聴くとサーというヒスノイズが聞こえる』と言った一言が重要なポイントだと感じたからです。 久しぶりにテープレコーダーに録音していると何か現場のテンションも上がります。
普段使用している最新のデジタルの録音機材のクオリティーに不満を感じる事はほとんどありませんし、テープレコーダーのサウンドのシミュレーションするエフェクターなどもありますので、これらの物を使う事も考えられました。しかし音質以外にも録音チャンネル数や収録時間の制限などをあえて設けた点などが適度な緊張感の中で素晴らしい演奏を生み出している部分もあると思います。聴いた人が演奏者と同じ空間にいるように感じてもらえる のではないでしょうか。 
林 皇志 (silence audio recording)

. . . . . mama!milk . . . . .

生駒祐子 : アコーディオン
清水恒輔 : コントラバス

. . . . . 参加ミュージシャン . . . . .

ガクサトウ : テルミン ( 1, 3, 8, 12 )
井登友一 : フルート ( 9, 11 ), トロンボーン ( 1, 4, 7, 10, 12, 14 )
トウヤマタケオ : ピアノ ( 1, 3, 4, 7, 11, 12, 13, 14 ) ( トウヤマタケオ楽団 )
栗原務 : ドラム ( 1, 4, 6, 11,12) ( little creatures/double famous )
[ 録音 ] 林 皇志 ( 大阪芸術創造館 ) 2007年8月〜2008年4月
[ 録音アシスタント ] 中田 宏, 田中 航太
※13曲目のみ [ 録音 ] 清水恒輔 ( アートコンプレックス1928, 京都 )
[ ミックス, マスタリング ] 林 皇志 ( サイレンスオーディオレコーディング )
[ アートディレクション, デザイン ] 植原亮輔 ( D-Bros )

プロフィール

生駒祐子(アコーディオン)と、清水恒輔(コントラバス)による室内楽ユニット。
 これまでに「Gala de Caras」をはじめ3枚のオリジナルアルバム、コラボレーションアルバム6枚を発表。 世界各地の様々な空間─古い劇場、美術館、石畳の広場、客船、寺院、カフェなど、 ある種の質感を湛えた場所での演奏を重ねている。 聴く者の内に様々な世界を描きだす自由な音楽と、それぞれの空間の響きの中で丁寧に音を紡いでいく、 たおやかなパフォーマンスは各地で絶賛され、映画、舞台等、様々なジャンルのクリエイターとの共同制作も多い。 近年、生駒のソロアルバム「esquisse」(2007)、パフォーマンス「esquisse, esquisse」(2007 graf, 原美術館他)、カヴァーアルバム「Moisture with Music Box(手廻しオルゴールで聴くエリック・サティ)」(2008)の発表、金沢21世紀美術館「タレルの部屋」や、 ひっそりと佇む廃墟などにおける「とある空間のための作曲と演奏」を 経ながら、彼らの豊かな世界はさらに深まり、聴くものを惹きつけている。 2008年8月には、ゲストにGak Sato(テルミン)、井登友一(トロンボーン)、トウヤマタケオ(ピアノ)、 栗原務(ドラム)ら、極上の音楽家を迎えて録音された、待望の新作アルバム「Fragrance of Notes」を発表。